エージェントの使い方②「紹介会社のビジネスモデル」
前回の記事の最後に下記のように書きました。
ところでエージェントについてよく聞かれる質問として下記2点があります。
・エージェントを使うとお金が必要なのか?
・エージェントはどうやって収入を得ているのか?
今回は人材紹介会社(エージェント)のビジネスモデルなどについてお伝えしようと思います。
まず紹介会社は法律で求職者からお金を取ることは禁止されています。(正確にはお金をいただいて求人案件や求人企業を紹介することは禁止されていると言う意味です)
これは職安法32条の3第2項に「有料職業紹介事業者は、前項の規定にかかわらず、求職者からは手数料を徴収してはならない」と明記されています。
ですから求職者の方は費用負担無しにエージェントに相談できますので安心してどんどん相談していただければと思います。
では、紹介会社はどうやって収入を得ているのか?
これは求職者を紹介した企業がその求職者を採用した際に、紹介料を紹介会社に支払っています。
紹介料は求職者の年収の30%-35%程度となっており、提示年収が500万の方を紹介した場合は、500万×30%で150万が紹介会社に支払われる紹介料となります。
この金額を知ると、紹介会社って儲かっているなあ、とか、ぼったくっているんじゃないか、とか言われることもあるのですが、逆に見ると決まらなければ1銭も入ってきません。
つまりどれだけご支援をしても求職者が書類選考や面接でお見送りされるなどした場合はゼロです。また、求職者が紹介した企業から内定をいただいたとしても、求職者が辞退するケースもあります。そういった場合でもゼロです。
10人の求職者の方をご支援して、どれだけ時間を使ったとしても決まらなければ紹介会社にはお金は入ってこないんですよね。
ですから年収の30-35%の報酬はある意味妥当ではないかと思います。
このビジネスは結果的に紹介料として収入をいただくわけですから、私たちエージェントも精一杯内定をいただけるようにご支援するわけですが、それよりも求職者の夢が叶ったり、将来に希望が持てたり、期待に胸を膨らませられるような企業との出会いをしていただくのが一番の目的なわけです。
そのために求職者との面談じ時間をかけてじっくりとご希望を聞かせていただき適切なマッチングができるように案件を吟味しています。
基本的な流れが同じなのですが、大手紹介会社と、中小の紹介会社ではやり方が違うこともありますので次回はそのあたりをお話してみたいと思います。
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