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ヘッドハントされた管理職が心がけたい「孫子の言葉」

今回もキャリア理論についてご紹介をさせていただきます。今回はちょっと趣きを変えて、東洋の思想家、孫子です。孫子はビジネスマンの方々に人気ですが、ヘッドハントされて管理職につく際にとても役立ちそうな言葉がありましたのでご紹介させていただきます。

ヘッドハントされた管理職が心がけたい「孫子の言葉」:アビリティのキャリア理論

私たちも良くヘッドハンティングでサポートをさせていただくときに、管理職の方が新しい企業に請われるとき、もちろん期待されるのは即戦力としての速やかな結果です。しかしながら、その結果を急ぐあまり、新しい部下の方やチームメイトと人間関係を気付く時間もそこそこに、ぶつかってしまい、その結果求心力を失っていき、結果退職・・などというケースが多いように感じます。

特に、一時期MBAなどが持てはやされ、米国流の合理的、論理的マネジメントなるものを、表面だけ捉えて理論を振りかざし、自己主張や厳しいトップダウンばかりをしてチームの和を築けないという管理職の問題が非常に多くなりました。

そのため、最近の転職市場では、MBAなどのマネジメントスキルに疑問の声が大きくなっています。ニュースでも、自分ばかり高い法外な高い報酬を得てスカウトされ、数年で惨憺たる結果のみを残した外国人社長(もちろん日本人も含みます)などが問題で取り上げれることが多くなっていますね。

外国人のマネージャーが問題になるのは、言葉の問題もあるでしょうが、日本のスタッフとのしっかりとした交流を持てないまま、報酬ばかりを要求していると捉えられているところが大きいようです。

MBAなどの海外のマネジメント手法がもちろんすべて悪という訳ではないですが、私たち日本人としては、冷静にしっかりと自分たちに合ったマネジメントの手法を追及していく必要がありそうです。

そんな中で、今回は孫子の言葉をご紹介します。

卒を視る(みる)こと嬰児の如し、故に之と与(とも)に深谷(しんけい)に赴くべし。

卒を視ること愛子(あいし)の如し、故に之と倶(とも)に死すべし。

(将は、兵士に対して、赤ん坊に対する親のように接するべきだ。そうであればこそ、兵士はその将と危険な深い谷に一緒に飛び込む覚悟が出来る。

また、兵士を見るそのまなざしは、愛児に対する親のようでなければならない。そうであればこそ、兵士はその将と死ぬ覚悟が出来るものなのだ)

転職やヘッドハントで、即戦力として期待されて管理職になる場合、どうしても先を急ぎたくなります。ですが目標が困難であるからこそ、この孫子の言葉のように部下と親子のような信頼関係を結ぶことが一番重要なのかも知れません。心がけたいものですね。


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