結論から言うと、転職活動は在職中に始めるのがおすすめです。マイナビの調査では転職成功者の約7割以上が在職中に活動を行っており、収入を途切れさせず精神的な安定を保ちながら納得のいく転職先を見つけられる点が最大の強みです。この記事では法的な根拠から具体的な進め方、履歴書の書き方、スケジュール管理術までを網羅的に解説します。
【結論】在職中の転職活動は合法で、むしろ主流の選択肢
まず押さえておきたいのは、在職中に転職活動を行うことは法律上まったく問題がないという点です。日本国憲法第22条第1項は「何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する」と定めており、労働基準法にも在職中の転職活動を禁止する条文は存在しません。
マイナビ「転職動向調査2025年版(2024年実績)」によると、在職中に転職した人の割合は73.6%で、2021年以降ほぼ横ばいの高い水準を維持しています。さらにマイナビ「転職動向調査2026年版(2025年実績)速報」では、2025年の正社員の転職率は7.6%で過去最高水準を記録。物価高や最低賃金引き上げを背景に、30代・40代・50代で転職率が増加しており、在職中に転職を検討する方はいまや珍しくありません。
doda「転職求人倍率レポート(2026年1月)」では転職求人倍率が2.57倍と依然として売り手市場が続いており、在職中であっても転職先を見つけやすい環境が整っています。「いま転職を考えているけれど、在職中に動いて大丈夫だろうか」と不安を抱えている方こそ、このタイミングで行動を始める価値があります。
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在職中の転職活動に関する基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 法的根拠 | 日本国憲法第22条第1項「職業選択の自由」により合法。労働基準法にも禁止規定なし |
| 在職中に転職した人の割合 | 73.6%(マイナビ転職動向調査2025年版・2024年実績) |
| 転職活動の平均期間 | 3〜6ヶ月(在職中の場合は長めになる傾向) |
| 2025年の正社員転職率 | 7.6%(過去最高水準・マイナビ転職動向調査2026年版) |
| 転職求人倍率(2026年1月) | 2.57倍(doda調べ・売り手市場継続) |
| 退職の法定申し出期間 | 2週間前(民法第627条第1項・期間の定めのない雇用の場合) |
| 失業保険の給付制限 | 自己都合退職は1ヶ月(2025年4月改正で2ヶ月→1ヶ月に短縮) |
| 内定〜入社日の一般的な期間 | 1〜3ヶ月 |
在職中に転職活動をする5つのメリット
メリット1:収入が途切れないため経済的に安定する
在職中に転職活動を行う最大のメリットは、毎月の給与が確保されている安心感です。転職活動の平均期間は3〜6ヶ月程度とされていますが、思うように進まず長引くケースも珍しくありません。退職後に活動する場合、その間の生活費を貯蓄で賄わなければならず、精神的なプレッシャーが大きくなります。在職中であれば住宅ローンやカードの審査にも影響が出にくく、生活基盤を揺るがすことなく転職先を探せます。
メリット2:焦らずに納得のいく転職先を選べる
退職後に転職活動をすると、貯蓄が減っていくにつれて「早く決めなければ」という焦りが生まれがちです。その結果、本来の希望条件を妥協して入社してしまい、短期離職につながるリスクがあります。在職中であれば「今の会社に残る」という選択肢が常にあるため、条件に合わない企業は断ることができ、本当に自分に合った転職先を見つけやすくなります。SNSでも「在職中に活動して正解だった。退職していると、納得できなくても転職せざるを得なかったりする」という声が多く見られます。
メリット3:職歴にブランク(空白期間)が生じない
退職後に転職活動が長引くと、履歴書に空白期間が生まれます。採用担当者は空白期間の理由を必ず確認するため、説明に苦労するケースもあります。在職中に内定をもらい、退職日と入社日を調整すれば、ブランクなしでスムーズに次の職場へ移ることが可能です。
メリット4:現職の実績をリアルタイムでアピールできる
在職中であれば、現在進行形のプロジェクトや成果を面接で具体的に語ることができます。「現在○○の案件を担当しており、売上を前年比120%に伸ばしました」といった臨場感のあるアピールは、退職後の過去形での語り方よりも説得力が増す場合があります。
メリット5:社会保険の切り替え手続きが不要
退職後に転職先が決まっていない場合、健康保険の任意継続や国民健康保険への切り替え、国民年金の手続きなどが必要になります。在職中に転職を決めて間を空けずに入社すれば、これらの手続きをほぼ省略でき、手間を大幅に削減できます。
在職中に転職活動をする4つのデメリットと対処法
デメリット1:時間の確保が難しい
在職中の転職活動で最もよく聞かれる悩みが「時間がない」という点です。日中はフルタイムで働いているため、求人検索や書類作成は平日の夜や休日に行うことになります。面接の日程調整も難しく、特に平日しか面接を実施しない企業の場合は有給休暇を取得する必要があります。対処法としては、オンライン面接に対応している企業を優先的に選ぶこと、転職エージェントに日程調整を代行してもらうことが有効です。
デメリット2:転職活動が会社にバレるリスクがある
転職活動中であることが現在の職場に知られてしまうと、人間関係が気まずくなったり、評価に影響が出たりする可能性があります。「勤務時間中にスマートフォンで求人サイトを見ていた」「面接のために不自然な有給取得を繰り返した」「同僚にうっかり話してしまった」などが発覚の原因になりがちです。対処法としては、転職活動に関する情報は社内の誰にも話さないこと、面接は休日やオンラインを活用すること、転職サイトの「企業ブロック機能」で現在の勤務先からの閲覧を防ぐことが挙げられます。
デメリット3:体力的・精神的に消耗する
通常業務をこなしながら書類作成や面接準備を並行するため、体力的な負担は避けられません。SNSでも「働きながら転職活動するのつらすぎる」という声は多く、特に残業が多い職場にいる方にとっては深刻な問題です。対処法としては、転職活動のスケジュールを「1週間に応募は2社まで」などとルール化し、無理のないペースを保つこと。また、転職エージェントを活用して書類添削や面接日程の調整を任せることで、自分がやるべきタスクを減らすことも効果的です。
デメリット4:入社日の調整が必要になる
内定を得ても、現職の引き継ぎ期間や退職交渉の状況によっては、転職先の希望する入社日に間に合わない場合があります。一般的に、在職中の場合は内定から入社まで1〜3ヶ月が目安とされていますが、企業によっては「すぐに入社してほしい」と求められることもあります。対処法としては、面接の段階で「現職の引き継ぎに○ヶ月程度必要です」と正直に伝えておくこと、就業規則の退職申し出期間を事前に確認しておくことが重要です。
在職中と退職後、どちらで転職活動すべき?徹底比較
| 比較項目 | 在職中に転職活動 | 退職後に転職活動 |
|---|---|---|
| 収入 | 途切れない | 途切れる(貯蓄が必要) |
| 時間の余裕 | 限られる | 十分に確保できる |
| 精神的余裕 | 現職のストレスとの両立が必要 | 活動に集中できるが、焦りが生じやすい |
| ブランク | 生じない | 長引くと不利になることも |
| 失業保険 | 受給できない(転職先が決まっている場合) | 自己都合退職で給付制限1ヶ月後に受給可(2025年4月改正後) |
| 転職先の選択 | 納得するまで探せる | 焦って妥協するリスクあり |
| 面接日程 | 調整が難しい | 柔軟に対応可能 |
| 向いている人 | 経済的安定を重視したい人、慎重に転職先を選びたい人 | 心身の健康が限界の人、すぐに活動に集中したい人 |
GOLD CAREER社の2025年調査(374名対象)では、「働きながら」転職活動をした人は55.6%、「辞めてから」が44.4%という結果でしたが、「どちらが良いと思うか」の質問には約8割が「働きながらするべき」と回答しています。経済的な安定感とブランクを作らない利点から、多くの経験者が在職中の転職活動を推奨しているのが現状です。
ただし、現職で心身の健康が深刻に脅かされている場合は、退職を優先すべきケースもあります。2025年4月の雇用保険法改正により、自己都合退職の給付制限期間が2ヶ月から1ヶ月に短縮されたため、退職後の経済的なセーフティネットも従来より充実しています。自分の状況を冷静に見極めて判断しましょう。
在職中の転職活動を成功させる具体的な進め方【6ステップ】
ステップ1:自己分析とキャリアプランの整理(活動開始〜2週間)
転職活動の第一歩は、自分自身の強み・弱み・価値観・キャリアの方向性を明確にすることです。「なぜ転職したいのか」「次の職場に何を求めるのか」「5年後にどうなっていたいのか」を言語化しておくことで、求人選びの軸がぶれなくなります。自己分析の方法としては、過去の仕事で成果を出した経験を3つ以上書き出し、そこから自分の強みパターンを抽出する手法が効果的です。
ステップ2:就業規則の確認と情報収集(2週間〜1ヶ月目)
転職活動を始める前に、現在の会社の就業規則を確認しておきましょう。退職の申し出期間(1ヶ月前・2ヶ月前など)、競業避止義務の有無、退職金の支給条件などを把握しておくことで、内定後の退職交渉がスムーズになります。同時に、転職サイトへの登録や転職エージェントへの相談を開始し、現在の転職市場の状況や自分の市場価値を把握します。
ステップ3:履歴書・職務経歴書の作成(1ヶ月目)
応募書類は転職活動の土台です。在職中の場合、履歴書の職歴欄には現在の会社名と入社年月を記載し、最終行に「現在に至る」と書きます。これは在職中であることを示す定型表現です。退職予定日が決まっている場合は「○年○月 退職予定」と付記してもかまいません。職務経歴書では現在進行形の業務内容や成果を具体的な数字とともに記載しましょう。転職エージェントに登録すれば、書類の添削サービスを無料で受けられます。
ステップ4:求人応募と面接(1〜3ヶ月目)
応募はできるだけ同時期にまとめて行い、複数企業の選考を並行して進めるのが効率的です。在職中は面接の日程調整が最大のハードルになるため、有給休暇を計画的に使うこと、オンライン面接が可能な企業を優先すること、面接可能な時間帯を企業に事前に伝えること、そして転職エージェントに日程調整を依頼することが重要です。面接で「いつから働けますか?」と聞かれた場合は、「内定をいただいてから1〜2ヶ月程度で入社可能です」と具体的な期間を伝えましょう。
ステップ5:内定承諾と退職交渉(3〜4ヶ月目)
内定を得たら、労働条件通知書をしっかり確認した上で承諾の意思を伝えます。内定の保留期間は一般的に1週間程度が限度です。承諾後は現在の会社に退職の意思を伝えます。退職の申し出は直属の上司に対面で行うのが基本です。民法上は2週間前の申し出で退職可能ですが、引き継ぎや会社への配慮を考えると1〜2ヶ月前に伝えるのが望ましいでしょう。退職理由は「一身上の都合」で問題なく、転職先の社名を伝える義務はありません。
ステップ6:引き継ぎと入社準備(4〜5ヶ月目)
退職日が決まったら、担当業務の引き継ぎ資料を作成し、後任者への引き継ぎを丁寧に行います。円満退職は今後のキャリアにおいても重要です。同じ業界であれば、前職の同僚や上司と将来的に仕事で関わる可能性もあります。引き継ぎ完了後、有給休暇を消化して退職し、新しい職場への入社準備を進めましょう。
在職中の転職活動を効率化するスケジュール例
| 時期 | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 1ヶ月目 | 自己分析・情報収集・書類準備 | 就業規則の退職規定を確認。転職サイト・エージェントに登録し、市場価値を把握する |
| 2ヶ月目 | 求人応募開始 | 週に2〜3社を目安に応募。応募先は同時期にまとめて選考を進める |
| 3ヶ月目 | 面接 | 有給休暇やオンライン面接を活用。面接対策は通勤時間を使って行う |
| 4ヶ月目 | 内定承諾・退職交渉 | 退職は直属の上司に対面で伝える。入社日は転職先と調整 |
| 5ヶ月目 | 引き継ぎ・退職・入社 | 引き継ぎ資料を作成し、円満退職を心がける |
上記は標準的な5ヶ月のスケジュール例ですが、人によっては3ヶ月で完了する場合もあれば、じっくり1年以上かける場合もあります。マイナビの「転職活動実態調査(2025年)」では、転職活動期間として「1年以上」を想定していた人が22.7%に上ります。在職中だからこそ無理に急ぐ必要はなく、自分のペースで進めることが大切です。
在職中の転職にまつわるリアルな口コミ・体験談
「在職中に活動して正解だった」という声
X(旧Twitter)やnote、転職体験記などには、在職中の転職活動を肯定する声が多数寄せられています。外資系転職で年収アップに成功したユーザーは「転職活動は在職中に始めて、内定するまで在籍します。退職していると、納得できなくても転職せざるを得なかったりすることがあります」と発信。また、キャリアコーチとして活動する投稿者も「在職中の転職活動は非常に体力・精神力が必要ですが、それでも『在職中に活動する』ことを強くおすすめします。離職してしまうとブランクが不安要素になります」と述べています。
さらに、在職中に4回の転職を成功させたnoteユーザーは「仕事しながら転職活動するなら時間との戦いになる。だからこそプロの力を借りることが大事」と振り返っており、転職エージェントの活用を具体的な成功要因として挙げています。現役人事担当者による投稿では「パーソル調査:在職中転職者の満足度・定着率が約1.3倍高い」というデータも紹介されており、在職中に転職した方が転職後の満足度も高い傾向がうかがえます。
「正直つらい」という率直な声も
一方で、在職中の転職活動の大変さを訴える声も少なくありません。「働きながら転職活動するのつらすぎる」というストレートな投稿や、「友達に『働きながら転職活動するのは現職の人を騙してるみたいで辛過ぎる』と話した」という罪悪感をにじませる投稿も見受けられます。Yahoo!知恵袋でも「在職中に転職活動をするのは非常識でしょうか?」という質問が繰り返し投稿されており、心理的なハードルを感じている方が多いことがわかります。
しかし先述の通り、在職中の転職活動は法的に何ら問題がなく、転職成功者の7割以上が在職中に活動しているのが実態です。罪悪感を抱く必要はありません。つらさを軽減するためには、一人で抱え込まず転職エージェントやキャリアコーチなど第三者の力を借りること、活動ペースを調整して体力的な限界を超えないようにすることが重要です。
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こんな人は在職中の転職活動がおすすめ
在職中の転職活動は、すべての人に向いているわけではありません。以下のような状況に当てはまる方は、在職中に活動を始めることで大きなメリットを得られるでしょう。
まず、経済的なリスクを避けたい方です。住宅ローンや家族の生活費など、毎月の固定費が大きい方にとって、収入が途切れないことは最重要ポイントです。次に、初めての転職で不安が大きい方。在職中であれば「最悪、今の会社に残れる」という心理的な保険があるため、過度なプレッシャーを感じずに活動できます。
また、希望条件を妥協したくない方にも在職中の活動が向いています。年収アップや業界チェンジなど、条件面でのこだわりが強い場合、時間をかけて理想の求人を待つことができます。さらに、職歴にブランクを作りたくない方も在職中がベストです。特に30代以上の方は、空白期間が採用選考で不利になりやすいため、間を空けない転職を目指しましょう。
一方で、現職でパワハラや長時間労働により心身の健康が著しく損なわれている場合は、退職を優先することも賢明な判断です。ブランクがあっても転職を成功させる方法については当サイトの関連記事でも詳しく解説しています。
在職中の転職活動で転職エージェントを使う5つのメリット
メリット1:非公開求人にアクセスできる
転職エージェントが保有する求人の多くは、転職サイトには掲載されない非公開求人です。好条件のポジションほど非公開で募集される傾向があるため、エージェントに登録するだけで選択肢が大幅に広がります。
メリット2:面接の日程調整を代行してくれる
在職中の転職活動で最も負担が大きいのが面接の日程調整です。転職エージェントは企業側とのスケジュール調整を代行してくれるため、自分で何度もメールや電話でやり取りする手間が省けます。「平日の夕方以降」「この週は水曜日だけ有給を取れる」といった細かい条件も伝えやすいのが利点です。
メリット3:履歴書・職務経歴書の添削を受けられる
書類選考の通過率を高めるためには、プロの視点からのフィードバックが有効です。在職中の場合の履歴書の書き方(「現在に至る」の記載方法など)や、職務経歴書で実績をどう見せるかについて、具体的なアドバイスを受けられます。
メリット4:年収交渉を代行してくれる
在職中の転職では、現在の年収がベースになるため交渉次第で年収アップが狙いやすい環境にあります。エージェントは市場相場を踏まえた適切な年収交渉を代行してくれるため、自分では言い出しにくい条件面の交渉もスムーズに進みます。
メリット5:客観的なキャリアアドバイスがもらえる
「本当に今転職すべきなのか」「自分の市場価値はどの程度なのか」といった根本的な疑問に対して、転職のプロが客観的な意見を提供してくれます。自己分析やキャリアプランの整理にも役立ち、転職活動全体の効率が上がります。
女性向けの転職サイト・エージェントをお探しの方は、当サイトの特集記事も参考にしてみてください。また、大卒の方の転職戦略や高卒からの転職について年代別のアドバイスもまとめています。
在職中の転職に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 在職中に転職活動をするのは違法ですか?非常識ですか?
違法ではありません。日本国憲法第22条第1項の「職業選択の自由」により、在職中に転職活動を行うことは法的にまったく問題ありません。マイナビの調査では転職成功者の73.6%が在職中に活動しており、むしろ主流の方法です。ただし、勤務時間中に転職活動を行うことは「職務専念義務」に反するため、業務時間外に行いましょう。
Q2. 在職中の転職活動が会社にバレることはありますか?
自分自身の行動次第でリスクを最小限に抑えられます。転職活動のことを同僚や部下に話さないこと、勤務時間中にスマートフォンで求人サイトを閲覧しないこと、転職サイトの企業ブロック機能を使って現在の勤務先からの閲覧を防ぐこと、SNSで転職活動中であることを匂わせる投稿をしないこと。これらを徹底すれば、バレるリスクは大幅に下がります。面接のための有給取得も、頻度や曜日をバラつかせることで不自然さを減らせます。
Q3. 履歴書の職歴欄は「現在に至る」と書けばいいですか?
はい。在職中の場合、職歴欄の最後に「現在に至る」と記載するのが一般的です。書き方の例としては、「○○年○月 株式会社○○ 入社」の次の行に「現在に至る」と書きます。退職予定日が確定している場合は「○○年○月 退職予定」と付け加えても問題ありません。職務経歴書では現在の業務内容を現在進行形で記載し、具体的な成果や実績を数字で示すと効果的です。
Q4. 面接で「いつから働けますか?」と聞かれたらどう答えればいいですか?
在職中の場合は正直に「内定をいただいてから1〜2ヶ月程度で入社可能です」と伝えましょう。多くの企業は在職中の応募者に対して一定の入社待ち期間を想定しています。dodaの情報によると、在職中の場合、内定から入社日までは1〜3ヶ月が一般的です。4ヶ月以上かかる場合は事前に相談が必要ですが、正当な理由があれば柔軟に対応してもらえるケースも少なくありません。
Q5. 在職中に転職先が決まったら、退職はいつ伝えるべきですか?
内定を承諾したら、できるだけ早く直属の上司に退職の意思を伝えましょう。民法第627条第1項では、期間の定めのない雇用の場合、退職の申し出から2週間で雇用契約は終了するとされています。ただし、就業規則で「1ヶ月前」「2ヶ月前」と定められている会社も多いため、事前に確認しておくことが重要です。引き継ぎの期間を考慮し、退職日は転職先の入社日から逆算して設定しましょう。
Q6. 在職中の転職では失業保険はもらえませんか?
在職中に転職先を決めて、退職後すぐに次の会社に入社する場合は失業状態にならないため、失業保険(雇用保険の基本手当)の受給対象にはなりません。これは在職中の転職のデメリットの一つとも言えますが、収入が途切れないためそもそも失業保険が不要であるとも考えられます。なお、2025年4月の改正により、自己都合退職の給付制限期間は2ヶ月から1ヶ月に短縮されています。万が一、転職先が決まらず退職した場合でも、従来より早く失業保険を受け取れるようになっています。
Q7. 転職活動は何社くらい応募するのが目安ですか?
一般的には10〜20社程度に応募し、書類選考を通過するのがそのうちの3〜5社、最終的に内定をもらえるのが1〜2社というのが平均的な数字です。在職中は時間が限られるため、やみくもに大量応募するよりも、自己分析に基づいて応募先を絞り込む方が効率的です。転職エージェントを活用すれば、自分の希望条件や経歴にマッチした求人を厳選して紹介してもらえるため、応募の無駄を減らせます。
まとめ:在職中の転職活動は「正しい準備」と「プロの活用」で成功率が上がる
在職中の転職活動は、収入の安定、ブランクなし、焦らず選べるという大きなメリットがある一方で、時間の確保や体力的な負担といった課題もあります。しかし、転職成功者の7割以上が在職中に活動している事実が示す通り、正しいやり方を知っていれば十分に実現可能な選択肢です。
成功のカギは3つあります。1つ目は、自己分析とキャリアプランの整理を最初にしっかり行うこと。2つ目は、就業規則の確認や退職時期のシミュレーションなど事前準備を怠らないこと。3つ目は、転職エージェントを活用して日程調整や書類添削といった手間のかかる作業を効率化することです。
2025年の正社員転職率は7.6%で過去最高水準を記録し、転職求人倍率も2.57倍と売り手市場が続いています。在職中の転職を検討しているなら、今は動き出すのに良いタイミングです。まずは転職サイトへの登録や転職エージェントへの相談から始めてみてはいかがでしょうか。
学歴やキャリアの背景に不安がある方は、学歴に自信がなくても転職を成功させる方法をまとめた記事も併せてご覧ください。
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