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転職回数が多いと人生終わり?年代別の基準・採用担当の本音・面接&職務経歴書の対策を徹底解説【2026年最新】

転職回数が多いからといって、人生が終わるわけではありません。厚生労働省のデータでは転職入職者の40.5%が年収アップを実現しており、採用担当者の約37%は「転職回数自体を重視しない」と回答しています。本記事では、年代別に「多い」と判断される基準、採用側のリアルな本音、そして書類選考・面接を突破するための具体的な対策を、最新データと実際の声をもとに徹底解説します。

目次

この記事の結論

転職回数が多いことは、かつてほどの致命的なハンデではなくなっています。2024年の労働力調査によると、転職者数は325万人(前年比+12万人)で6期連続増加、転職希望者は1,035万人と過去最多を記録しました。時代は確実に「転職があたりまえ」の方向へ進んでいます。ただし、日本企業の採用現場では依然として転職回数が選考に影響するケースがあるため、戦略的な対策が不可欠です。本記事を読めば、自分の転職回数が「多い」のかどうかの客観的な判断基準、採用担当者が本当に見ているポイント、そして職務経歴書・面接で不利を強みに変える具体的な方法がすべてわかります。

転職回数が「多い」と判断される基準【年代別の目安】

転職回数が多いかどうかは、年齢によって判断基準が大きく異なります。厚生労働省「令和2年 転職者実態調査」や主要転職エージェントの調査を総合すると、一般的な目安は以下の通りです。20代では3回以上、30代では4〜5回以上、40代以降では5〜7回以上の転職経験があると「多い」と見なされる傾向があります。

20代の転職回数の目安

20代の場合、転職回数が3回以上になると書類選考の段階で「多い」と判断されやすくなります。dodaの採用担当者調査によると、20代の転職希望者に対して「転職回数が選考に影響する」と回答した採用担当者が最も多く選んだのは「3回目から」(28.2%)、次いで「2回目から」(22.3%)でした。社会人経験が短い20代で複数回の転職がある場合、「忍耐力がないのではないか」「すぐに辞めてしまうのではないか」という懸念を持たれやすいのが現実です。ただし、第二新卒での1回目の転職は広く許容されており、2回目までであればそこまでネガティブに捉えられないケースが多くなっています。

30代の転職回数の目安

30代では、転職回数が4〜5回以上になると「多い」と判断されるラインに入ってきます。厚生労働省の調査によれば、30〜34歳の転職者は1回・2回・3回にほぼ均等に分散しており、3回までは一般的な範囲です。35歳以降は2〜3回の転職が最も多いボリュームゾーンとなっています。30代はキャリアの専門性が問われる時期であるため、転職回数そのものよりも「キャリアの一貫性があるか」「専門性が深まっているか」が重視されます。30代女性の転職事情について詳しく知りたい方はこちらの記事も参考になります。

40代以降の転職回数の目安

40代以降は、社会人経験が20年近くあるため、ある程度の転職回数は許容されます。一般的に5回以上で「やや多い」、7回以上で「かなり多い」と見られる傾向にあります。ただし、40代の転職では「マネジメント経験」「業界の専門知見」「即戦力としての実績」が強く求められるため、転職回数よりも各社での具体的な成果のほうがはるかに重要です。2024年の雇用動向調査では、40〜44歳の転職入職者のうち45.9%が前職より年収が増加しており、適切な転職であれば回数が多くても十分にキャリアアップが可能であることを示しています。40代転職のリアルなデータについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

転職回数の平均はどれくらい?最新データから見る実態

労働政策研究・研修機構(JILPT)の調査によると、日本人が一生涯で経験する勤務先の数は男性で平均2.89社、女性で3.03社です。つまり、生涯の転職回数は平均で約2〜3回ということになります。ただし、この数字はあくまで全年代の平均であり、近年は若年層を中心に転職回数が増加傾向にあります。

総務省の労働力調査(2024年)では、就業者のうち転職者は325万人に達し、前年比12万人増で6期連続の増加となりました。さらに注目すべきは、転職等希望者が1,035万人と10期連続で過去最多を更新した点です。これは就業者全体の約15%に相当し、「転職は特別なことではない」という時代の流れが数字にも明確に表れています。

また、厚生労働省「令和6年 雇用動向調査」(2024年実績)によると、転職入職者のうち前職と比べて賃金が「増加」した割合は40.5%、「減少」は29.4%、「変わらない」は28.4%で、「増加」が「減少」を11.1ポイント上回りました。前年の差4.8ポイントから大幅に改善しており、転職市場が求職者にとって有利な売り手市場であることがうかがえます。特に20〜24歳では50.5%、25〜29歳では46.3%が年収アップを実現しており、若年層ほど転職のメリットを享受しやすい環境です。

採用担当者の本音|転職回数が多い人をどう見ている?

転職回数が多い人に対して、採用担当者は具体的にどのような点を懸念しているのでしょうか。各種調査や採用現場の声を総合すると、企業側が本当に気にしているのは「回数そのもの」よりも「中身」であることが見えてきます。

採用担当者が気にする3つのポイント

第一に、「定着性」です。入社しても短期で辞められると、採用・教育コストが無駄になります。1社あたりの在籍期間が1年未満の短期離職が続いている場合は特にマイナス印象が強くなります。第二に、「キャリアの一貫性」です。まったく脈絡のない業界・職種への転職が繰り返されていると、「何がやりたいのかわからない人」と見なされます。逆に、異なる業界でも「営業スキルを軸に成長してきた」などの一貫したストーリーがあれば、転職回数は問題になりにくいのです。第三に、「他責思考ではないか」という点です。退職理由を聞かれたときに、前職の悪口や環境のせいばかりを語る人は、自社でも同じことになるのではないかと警戒されます。

採用担当の37%は「回数自体を重視しない」

一方で、明るい材料もあります。ギョーテンの調査では、採用担当者の37%が「転職回数自体は重視しない」と回答しています。また、Threadsで10年の採用経験を持つ人事担当者が「転職回数が多い人でも、各社で何を学び、次にどう活かしたかを明確に語れれば内定は出る。ジョブホッパーが落ちる理由は転職回数ではなく、一貫性がないと思われることだ」と断言しているように、大切なのはストーリーの伝え方です。

転職回数が多いことのメリット・デメリット

メリット:多様な経験が武器になる

転職回数が多い人には、複数の企業文化・業界を経験しているからこその強みがあります。まず「適応力」です。新しい環境に何度も飛び込み、そのたびにゼロから人間関係を構築し、業務を覚えてきた経験は、変化の激しい現代のビジネス環境では大きなアドバンテージになります。次に「多角的な視点」です。ひとつの会社にしかいたことがない人には見えない業界の常識や課題を横断的に把握できるため、新しい発想や改善提案ができます。そして「幅広いスキルと人脈」です。SNS上では「転職が多い、というのはデメリットに感じるかもしれないが、逆に言えばそれだけ多くの企業に『採用』を言わせた証である」という声もあり、実際に各社で培ったスキルや人脈は他では得られない財産です。

デメリット:信用構築に時間がかかる

一方で、転職回数が多いことには無視できないデメリットもあります。最も大きいのは「書類選考の通過率が下がる」ことです。特に大手企業や金融業界など保守的な業界では、転職回数の多さだけで足切りされるケースが依然として存在します。また、「退職金や企業年金が不利になる」という経済的なデメリットもあります。多くの日本企業では退職金が勤続年数に比例するため、短期間で転職を繰り返すと生涯の受取額が減少します。さらに、「専門性の深さが疑われる」リスクもあります。転職を繰り返すことで幅広い経験は得られますが、ひとつの分野を深く極めているかどうかについて懸念を持たれることがあります。

転職回数を気にしない業界・企業の特徴

すべての業界が転職回数を同じように評価するわけではありません。転職回数が多くても不利になりにくい業界や企業には、いくつかの共通点があります。

最も代表的なのがIT・Web業界です。慢性的な人材不足を背景に、スキルと実績がマッチすれば転職回数はほとんど問題にされません。エンジニアやデザイナーの場合、「どんなプロジェクトに携わり、どんな技術を使って、どんな成果を出したか」が問われるため、純粋にスキルを買ってもらえる環境です。

外資系企業も転職回数に寛容な傾向があります。もともと欧米では生涯で平均11〜12回の転職が一般的であり、外資系企業はその文化を引き継いでいます。ロバート・ウォルターズの見解によれば、日系企業では転職回数が多いと書類選考で不利になることが多い一方、外資系では「一生雇うわけではない」という前提でリスクを低く見ているため、回数よりもスキルやカルチャーフィットが重視されます。

そのほか、不動産業界、飲食・サービス業界、ベンチャー・スタートアップ企業なども、人手不足や実力主義の文化から転職回数を気にしない傾向が高いとされています。自分のこれまでのキャリアを活かせる業界で勝負することが、転職回数が多い人にとって最も合理的な戦略です。

口コミ・体験談|転職回数が多い人のリアルな声

ポジティブな体験談

転職回数が多いことで、むしろ良い結果につながったという声は少なくありません。42歳で転職10回、非正規経験も多数あったワーキングマザーの体験談がnoteで話題になりました。この方はdodaなどのエージェントを活用して600社近くにエントリーし、最終的にリモート・フレックス・年収1,000万円という条件で転職に成功しています。「人手不足の時代、40代前半はまだまだ必要とされる」と実感したとのことです。

またSNS上では、「転職回数が多いのがヤバいのではなく、転職に一貫性がないほうがヤバい」という声が多くの共感を集めています。一貫した軸さえ持っていれば、転職回数の多さはむしろ多様な経験として評価されるという考え方です。「目の前の仕事を一生懸命やればいい未来がくるよ。転職回数が多い自分を責めなくていい」という温かいメッセージも寄せられています。

慎重な声・ネガティブな体験談

一方で、採用面接をする側からは「正直に言って普通に不利だと思う。時代的には転職上等というムードだが、チームの一員として長く続けられるかどうかを見てしまう」というシビアな声もあります。また、「転職回数が多い人は選択肢が狭まる。大手企業の選考では書類段階で落とされることも多い」という経験談や、「転職を繰り返すうちに、どの会社でも人間関係をリセットしてしまうクセがついてしまった」という自省的な投稿も見られます。

ポジティブな面もネガティブな面も含めて、大切なのは転職回数の多さを客観的に受け止め、しっかりと対策を練った上で次の転職活動に臨むことです。

転職回数が多い場合の職務経歴書の書き方【具体的テクニック】

転職回数が多い人にとって、書類選考は最初にして最大の関門です。ここでは、採用担当者に「会ってみたい」と思わせる職務経歴書の書き方を具体的に解説します。

「キャリア形式」で一貫性を見せる

転職回数が多い場合、時系列で記載する「編年体形式」よりも、業務内容やスキル別にまとめる「キャリア形式(職能別形式)」が有効です。キャリア形式ではこれまでの職歴を業務内容ごとに分けて経験を記載するため、転職回数の多さが目立ちにくく、代わりにスキルや実績の厚みが伝わりやすくなります。たとえば「営業経験」「マネジメント経験」「プロジェクト推進経験」などのカテゴリーに分けて、各社での具体的な成果を数字とともに記載すると効果的です。

枚数は3枚以内にまとめる

職務経歴書の枚数は、できる限り3枚程度に収めることを意識しましょう。転職回数が5回、6回と多い場合、すべての経歴を網羅的に書くと情報過多になり、採用担当者が最も知りたい「応募先で活かせるスキル・実績」が埋もれてしまいます。応募先の求人要件にマッチする経歴を重点的に記載し、関連性の低い経歴は概要程度にとどめるのがポイントです。

各社の退職理由は「前向き」に言い換える

転職回数が多い場合、それぞれの退職理由に加えて「次の職場で何をしたかったのか」も記載すると、一貫したキャリアの流れが見えやすくなります。「人間関係が悪かった」→「チームで協働できる環境を求めた」、「給与が低かった」→「正当に実績を評価される環境でキャリアアップしたかった」のように、ネガティブな理由をポジティブな目的に言い換える技術が重要です。ただし、嘘をつく必要はありません。事実をベースに、前向きな意思決定だったことが伝わる表現を選びましょう。

転職回数が多い人の面接対策【質問例と回答のポイント】

書類選考を通過しても、面接では必ず「転職回数の多さ」について質問されます。ここでの受け答えが選考の合否を分けると言っても過言ではありません。面接対策の全体像についてはこちらの記事でも詳しく解説していますので、あわせてご確認ください。

頻出質問①「なぜ転職回数が多いのですか?」

この質問に対しては、各社での経験を「ひとつのキャリアストーリー」として語ることが最も効果的です。「1社目では〇〇を学び、そのスキルを活かしてさらに△△に挑戦したいと考え2社目へ。2社目では□□のプロジェクトを主導した経験から、より大きな規模で実践したいと思い3社目へ」というように、転職のたびに成長・発展しているストーリーを示しましょう。採用経験10年のベテラン人事が「各社で何を学び、次にどう活かしたかを明確に語ること。これが言えれば内定は出る」と断言しているように、一貫性のあるストーリーこそが最大の武器です。

頻出質問②「今度は長く働いていただけますか?」

この質問は、裏を返せば「あなたに来てほしいが、すぐ辞められると困る」という関心の表れでもあります。回答のポイントは「志望動機と定着意欲を結びつける」ことです。「御社の〇〇という事業に強く共感しており、自分のこれまでの経験をすべて集約して貢献できると確信しています。これまでの転職経験を通じて、自分が最もパフォーマンスを発揮できる環境・仕事の特徴が明確になりました。御社はまさにそれに合致しており、腰を据えて長期的に成果を出したいと考えています」のように、過去の転職経験があったからこそ「最適な環境がわかった」という論理で回答すると説得力が生まれます。

面接で絶対にやってはいけないこと

転職回数が多い人が面接で最もやってはいけないのは、前職や前々職の悪口を言うことです。たとえ実際に劣悪な環境だったとしても、面接の場では「他責思考の人」と判断されます。また、転職回数をごまかすのも厳禁です。入社後にバレた場合、経歴詐称として解雇事由になりかねません。転職回数の多さは事実として受け止め、そのうえで「だからこそ得られたもの」を語ることに集中しましょう。

こんな人におすすめ|転職回数の多さを武器に変えられる人の特徴

転職回数が多くても選考を突破し、キャリアアップを実現している人には共通する特徴があります。

まず、「キャリアに一貫した軸がある人」です。業界や企業規模が変わっていても、「営業力」「技術力」「マネジメント力」などの軸がブレていなければ、転職回数はむしろ多様なフィールドで成果を出してきた証になります。

次に、「各社で具体的な実績を残している人」です。「売上前年比150%達成」「チーム立ち上げから3年で20名規模に成長させた」など、数字で語れる実績があれば、在籍期間の短さをカバーして余りある説得力を持ちます。

さらに、「自己分析が深く、転職理由を論理的に語れる人」です。なぜ転職したのか、次に何を求めたのか、そして今回の転職で何を実現したいのかを筋道立てて語れる人は、採用担当者に「計画的にキャリアを構築している人」という好印象を与えます。

反対に、「何となく辞めた」「人間関係がうまくいかなかった」という理由が続く場合は、次の転職でも同じ結果になるリスクが高くなります。転職活動を始める前に、まず自分のキャリアの棚卸しと徹底的な自己分析を行うことが最優先です。

転職エージェントを活用するメリット

転職回数が多い人こそ、転職エージェントの活用を強くおすすめします。その理由は大きく3つあります。

第一に、「書類選考の通過率を上げられる」ことです。転職エージェントは応募書類の添削だけでなく、企業の人事担当者に直接あなたの強みや人柄を「推薦状」としてアピールしてくれます。転職回数が多い場合、書類だけでは伝わりにくいキャリアのストーリーやポテンシャルを、エージェントが代わりに補足してくれるのは大きなメリットです。

第二に、「転職回数を気にしない企業を紹介してもらえる」ことです。エージェントは企業の採用方針や社風を熟知しているため、転職回数が多い人でも正当に評価してもらえる企業をピンポイントで紹介してくれます。自分一人で求人を探すよりも、はるかに効率的にマッチする企業と出会えます。

第三に、「面接対策を個別にサポートしてもらえる」ことです。転職回数が多い場合の面接では、通常とは異なる質問や深掘りが入ることが多く、事前の対策が欠かせません。エージェントは過去の面接データをもとに、企業ごとに最適な回答方針をアドバイスしてくれます。

先述の42歳・転職10回のワーキングマザーも、dodaなどのエージェントをフル活用して600社近くにエントリーし、最終的に年収1,000万円のポジションで内定を獲得しています。転職回数が多いからこそ、プロの力を借りて戦略的に活動することが成功への近道です。

転職に役立つ書籍やガイドを探したい方は、Amazonで「転職 回数 多い」を探すのもおすすめです。

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よくある質問(FAQ)

Q. 転職回数が多いと本当に「人生終わり」ですか?

A. いいえ、人生が終わることはまったくありません。厚生労働省の2024年データでは転職入職者の40.5%が年収アップを実現しており、転職者数も過去最多水準です。転職回数が多いことで選考が厳しくなる側面はありますが、キャリアの一貫性を示し、適切な対策を取れば十分に転職成功は可能です。実際に転職10回でも年収1,000万円のポジションを獲得した方の事例もあります。

Q. 転職回数が多いことを履歴書でごまかしても大丈夫ですか?

A. 絶対にやめてください。履歴書や職務経歴書に虚偽の記載をすることは経歴詐称にあたり、入社後に発覚した場合は解雇事由になりえます。雇用保険や年金記録から過去の在籍履歴は確認できるため、ごまかしてもバレるリスクが高いです。転職回数が多いことは事実として正直に記載したうえで、書き方や伝え方を工夫して対策するのが正しいアプローチです。

Q. 転職回数が多い場合、職務経歴書は何枚が適切ですか?

A. 3枚以内が目安です。転職回数が多いとすべてを詳細に書きたくなりますが、情報過多は逆効果です。応募先企業の求人要件に合致する経験・実績を重点的に記載し、関連性の低い職歴は概要程度にまとめましょう。キャリア形式(職能別形式)を活用すると、転職回数の多さが目立ちにくく、スキルや実績が効果的にアピールできます。

Q. 転職回数を気にしない業界はありますか?

A. はい、あります。IT・Web業界、外資系企業、ベンチャー・スタートアップ企業、不動産業界、飲食・サービス業界などは比較的転職回数に寛容です。特にIT業界は慢性的な人材不足から「スキルと実績があれば回数は不問」という企業が多く、外資系企業は欧米の転職文化を背景に回数よりもカルチャーフィットやスキルマッチを重視する傾向があります。

Q. 20代で転職3回は多すぎますか?

A. 一般的な基準では「やや多い」と判断されるラインです。dodaの調査では、20代に対して28.2%の採用担当者が「3回目から選考に影響する」と回答しています。ただし、3回だから絶対に不利というわけではなく、それぞれの転職に明確な理由があり、成長のストーリーを語れるなら十分に挽回可能です。特にIT業界やベンチャー企業では20代の転職3回はそれほど珍しくありません。

Q. 転職回数が多い場合、年収は下がりますか?

A. 必ずしも下がるわけではありません。2024年の雇用動向調査では、転職入職者全体の40.5%が年収アップを実現しています。年代別に見ると、20〜24歳は50.5%、25〜29歳は46.3%、30〜34歳は46.1%と、若年〜ミドル層の約半数が転職で年収を上げています。ただし、55歳以降は「減少」が「増加」を上回るため、年代によっても状況は異なります。年収を下げたくない場合は、転職エージェントを活用して年収交渉を代行してもらうのも有効な手段です。

Q. 面接で退職理由を聞かれたとき、前職の不満を正直に言ってもいいですか?

A. 不満をそのまま伝えることは避けたほうが無難です。面接官は「この人は入社後も不満があったら同じように辞めるのではないか」と判断する可能性があります。退職理由は事実をベースにしつつも、「〇〇を実現したかった」「△△にチャレンジしたかった」というポジティブな目的に言い換えて伝えましょう。ハラスメントなど明らかに不当な理由がある場合は、事実を簡潔に述べたうえで深追いせず、志望動機に話を切り替えるのが効果的です。

まとめ

転職回数が多いことは、正しく対策すれば決してキャリアの終わりではありません。最後に、本記事のポイントを整理します。

転職回数が「多い」と判断される目安は、20代で3回以上、30代で4〜5回以上、40代以降で5〜7回以上です。ただし、採用担当者の約37%は転職回数自体を重視しておらず、企業が本当に見ているのは「キャリアの一貫性」「各社での実績」「定着の意欲」の3点です。

2024年の公的データでは、転職者数325万人(6期連続増加)、転職入職者の40.5%が年収アップ、転職希望者1,035万人(過去最多)と、転職市場は求職者に追い風の環境が続いています。IT業界・外資系・ベンチャーなど転職回数を気にしない業界も拡大しています。

職務経歴書はキャリア形式で3枚以内にまとめ、面接では各社で「何を学び、次にどう活かしたか」を一貫したストーリーとして語ることが内定獲得の鍵です。転職回数が多い人こそ、転職エージェントのサポートを活用して書類添削・企業推薦・面接対策を受けることで、選考通過率を大幅に高めることができます。

転職回数の多さを「弱み」ではなく「多様な経験値」として再定義し、自信を持って次のキャリアへ踏み出してください。

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