転職回数が多いと本当に不利?採用担当の本音と年代別対策を徹底解説【2026/03】
「転職回数が多いせいで書類選考を突破できない」「採用担当者に悪印象を持たれるのでは」と悩んでいませんか。結論から言えば、転職回数が多いこと自体は即不採用の理由にはなりません。マイナビの「中途採用状況調査2025年版」では採用担当者の約77.6%が転職回数を確認するものの、その目的は「理由と一貫性の確認」であり、回数だけで機械的に落とす企業はごく少数です。伝え方とキャリア戦略次第で、転職回数の多さは十分に挽回できます。
📌 この記事の結論
転職回数が多くても、①キャリアにストーリー性がある、②各社での実績を数字で示せる、③転職理由をポジティブに説明できる——この3条件を満たせば採用で不利にはなりません。年代別の「多い」と判断される回数の目安を把握し、職務経歴書・面接での伝え方を工夫しましょう。不安な方は転職エージェントを活用することで書類通過率と面接成功率を大幅に引き上げられます。
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転職回数に関する基本情報
| 項目 | データ・内容 |
|---|---|
| 2025年正社員転職率 | 7.6%(過去最高水準)※マイナビ転職動向調査2026年版 |
| 採用担当が転職回数を確認する割合 | 77.6%(目的は「理由と一貫性の確認」)※マイナビ中途採用状況調査2025年版 |
| 転職回数4回以上で採用実績がある企業割合 | 63%※リクナビNEXT採用実態調査 |
| 30・40代の採用担当が最も多く選ぶ回答 | 「転職回数は選考に影響しない」※doda採用担当者103名アンケート |
| 転職後に給与アップした割合(男性30代) | 約5割が給与アップを実現※マイナビ転職動向調査2025年版 |
転職回数が多いと不利と言われる理由と変わりつつある採用の実態
「転職回数が多い=忍耐力がない・すぐ辞める」という先入観は、日本の終身雇用・年功序列文化に根ざしたものです。一人を採用するのに求人広告費・面接工数・研修費用など数十万〜数百万円のコストがかかるため、採用担当者が「すぐ辞めるリスク」を懸念するのはビジネス上当然の判断と言えます。しかし現在、この状況は大きく変化しています。
マイナビの「転職動向調査2026年版(2025年実績)速報」によると、2025年の正社員の転職率は7.6%で過去最高水準を記録し、前年(7.2%)から0.4ポイント増加しました。特に30代(前年比+0.6pt)、40代(前年比+0.7pt)、50代(前年比+0.3pt)はすべて前年の転職率を上回っており、ミドル世代の転職が活発化しています。転職が「特別なこと」から「当たり前のキャリア選択」へと変化しているのです。
また、2023年に政府が閣議決定した「経済財政運営と改革の基本方針2023」ではジョブ型雇用の推進が明記されており、「何ができるか」で人材を評価する流れが社会全体で加速しています。dodaが採用担当者103名に実施したアンケートでは、30代・40代の転職希望者に対して「転職回数は選考に影響しない」という採用担当者が最も多いという結果も出ています。転職回数に対する企業側の意識は確実に変化しており、「回数そのもの」より「在籍期間の長さ」「スキルの一貫性」「説明の説得力」が問われる時代になっています。
年代別の転職回数の目安と「多い」と判断されるライン
| 年代 | 平均転職回数の目安 | 「多い」と感じられる目安 | 採用担当が特に見るポイント |
|---|---|---|---|
| 20代 | 1〜2回 | 3回以上 | 1社あたりの在籍期間・成長意欲 |
| 30代 | 2〜3回 | 3〜5回以上 | 実務スキル・キャリアの一貫性・定着意思 |
| 40代 | 3〜4回 | 5〜6回以上 | マネジメント力・専門スキルのレベル |
| 50代 | 4回以上も一般的 | 回数より中身重視 | 経験の深さ・組織貢献度・定着意思 |
※doda「転職に関するアンケート」(2018年12月、採用担当者103名)、マイナビ「転職動向調査2025年版・2026年版速報」、リクナビNEXT「採用実態調査」(2017年)をもとに編集部作成
重要なのは「回数」そのものではなく、1社あたりの在籍期間です。40代で転職5〜6回であっても、各社に一定期間在籍してスキルを積んでいれば問題視されにくい一方、20代半ばで1年未満の転職を4〜5回繰り返しているケースは「定着しない人材」と映りやすくなります。リクナビNEXTの採用担当者調査でも「転職回数よりも、各会社での在籍期間が気になる。各社、最低3年はいてほしい」という声が見られます。また同調査では、転職回数4回以上で「気になる」と回答した採用担当者は35%でしたが、実際に4回以上の転職経験者を採用したことがある企業は63%に上っており、書類選考通過後は転職理由の説明力が最大の決め手になることが分かります。
採用担当の本音:転職回数より重視されている5つのポイント
転職回数が多い方を採用した採用担当者の声を分析すると、いくつかの共通するポイントが浮かび上がります。dodaの採用担当者調査では、選考で最も重視される項目として「コミュニケーション能力」「協調性・チームワーク」「社風とのマッチ度」「募集職種に関する知識・経験」「誠実さ」が上位を占め、転職回数は直接のランク評価要素ではありませんでした。
マイナビの「中途採用状況調査2025年版」では、採用担当者の77.6%が選考時に転職回数を確認するものの、その多くは「理由や一貫性を確認する目的」です。むしろ、以下の条件を満たす人材は転職回数が多くても高く評価される傾向があります。
- キャリアに一貫した軸がある:職種や業務内容が異なっていても、「顧客対応のプロとして成長してきた」「マーケティング・営業・企画を横断して事業全体を見られる人材になった」など、キャリアに共通するビジョンや軸がある場合は高評価を受けやすい。
- 各社で定量的な実績がある:「売上前年比120%を達成」「業務改善で作業時間を30%削減」など数字で示せる成果があれば、在籍期間が短くても即戦力として認められる。
- 高い専門スキルを持っている:企業が欲しているスキルをハイレベルで保有している場合、転職回数は問題にならない。リクナビNEXTの採用担当者の声でも「希少なスキルを持つ人材は転職回数に関わらず採用した」という証言がある。
- 転職理由がポジティブで説明できる:「スキルアップのため」「より挑戦的な環境を求めて」など前向きな動機で語れる人は、面接官に好印象を与える。
- 環境への適応力が高い:複数の職場・チームを経験してきたことは、コミュニケーション能力や適応力の証明となり、即戦力アピールに活用できる。
転職回数が多い人が不利にならない5つの実践的対策
対策1:キャリアに一貫した「ストーリー」を持たせる
たとえば「営業→事務→営業」という経歴も、「営業として働くうちにバックオフィスの視点を知りたくなり事務に転職し、全社的な視野を得て自分の適性を再認識したうえで、より力強い営業として再挑戦しました」と説明すれば一貫性と成長意欲が伝わります。心理学用語では「リフレーミング(枠組みの作り直し)」と呼ばれる手法で、バラバラに見える経歴でもその根底にある「行動の動機」や「得意な役割」を抽出することで一貫した物語を作ることができます。どんな経歴でも「なぜその選択をしたのか」という文脈を構築することが最重要です。
対策2:各社での成果を数字で示す
在籍期間が短くても、その期間に達成した成果を定量的に提示することで説得力が生まれます。「売上を前年比120%に伸ばした」「業務改善で作業時間を30%削減した」「チームの離職率を半減させた」など、数字のある実績は採用担当者に強い印象を与えます。dodaのキャリアアドバイザーも「在籍期間の半年程度で実績を上げた」と聞いた際、面接官は「成果そのもの」よりも「どのような仮説を持って取り組み、なぜうまくいったのか、なぜうまくいかなかったのかの振り返り」を聞きたがっていると指摘しています。
対策3:転職理由を他責にしない
「上司が合わなかった」「残業が多かった」という他責的な理由は面接官に「うちでも同じことが起きるのでは」と懸念させます。dodaのキャリアアドバイザーは「失敗経験としてマイナスの話をすることを恐れず、過去を振り返り、『どのような前提で入社を決めたのか』『入社前と何が違ったのか』『応募先の会社に入社して同じことが起こったらどうするのか』を矛盾なく説明できるようにしておくことが大切」と述べています。失敗を認めたうえで「その経験から何を学び、次にどう活かしたか」を語れる人こそ、「チャレンジする人・失敗から学べる人」と評価されます。
対策4:職務経歴書は「キャリア形式(職能別形式)」を活用する
時系列で社名を並べる「編年体形式」だと転職回数が目立ちます。業務内容やスキル領域ごとにまとめる「キャリア形式」を使えば「あなたが何をできる人か」が前面に出ます。dodaのキャリアアドバイザーも「業務内容別に記載することで転職回数が目立たなくなり、スキルアピールがしやすくなる」と推奨しています。リクナビNEXTの解説でも「職務経歴書は必ずしも年代順に書く必要はなく、営業・接客などの項目を業務内容でまとめて記載すると職歴の多さが目立たなくなる」とされています。
対策5:転職回数に寛容な業界・企業を狙う
ベンチャー企業・スタートアップ・外資系企業・コンサルティング業界・ジョブ型雇用を導入している大手企業は、転職回数より「何ができるか」を重視する傾向があります。IT・Web業界や外資系企業では変化の激しい環境への適応力が評価されるため、複数社を渡り歩いてきた実績がポジティブに解釈されることも少なくありません。一方、地方銀行・老舗大手メーカーなど勤続年数を重視する企業を志望する場合は「今回を最後の転職にして長く貢献したい」という意思を明確に伝えることが重要です。
口コミ・体験談:転職回数が多くても成功した人の声
📣 30代男性・転職4回でキャリアアップ成功
「20代で3回、30代で1回、計4回転職しています。エージェントのアドバイスで職務経歴書をキャリア形式に書き換えたところ、書類通過率が格段に上がりました。面接では『営業・マーケティング・企画と幅広い経験があるからこそ事業全体を見渡せる人材』と評価していただき、年収も100万円アップで転職できました。」
📣 20代女性・転職3回でも内定獲得
「新卒で入った会社を1年で辞め、その後2社を短期間で退職。書類選考で落ちることが続いていましたが、転職理由を整理し直して『販売→事務→カスタマーサポート』の経験を『お客様対応のプロとしてスキルを磨いてきた』というストーリーにまとめたところ、面接の反応が明らかに変わりました。伝え方ひとつで印象が大きく変わると実感しています。」
📣 40代男性・転職6回でも複数社から内定
「40代で6回の転職歴がありますが、直近の転職では複数社から内定をいただきました。ポイントは、各社でのマネジメント経験とチーム立ち上げの実績を具体的な数字で示したこと。採用担当者からは『これだけの環境適応力があるなら、うちでもすぐに力を発揮してもらえそう』と言っていただけました。リクナビNEXTの採用担当者調査でも『40代は経験がプラスになることが多く、回数よりスキルのレベルを重視する』という声が実際に多いようです。」
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こんな人におすすめ:この記事の対策を今すぐ実践すべきタイプ
- 20代で既に3回以上の転職経験がある方:若いうちの転職回数は目立ちやすいため、キャリアのストーリー構築と職務経歴書の書き方見直しが急務です。マイナビの調査でも20代男性は転職回数1〜2回が多数派のため、3回以上になると「定着性」を特に問われる可能性があります。
- 30代・40代で転職回数が平均を上回るが、各社で着実にスキルアップしてきた方:伝え方を工夫するだけで「経験豊富な即戦力」として評価されやすくなります。dodaのデータでは30代・40代の採用担当者は「転職回数は選考に影響しない」が最多回答です。
- 短期離職が含まれていて面接での説明に困っている方:過去の失敗を正直に認めつつ「そこから学んだこと」と「次への活かし方」を語る準備が必要です。無理にプラスに見せようとせず、誠実な振り返りが面接官の信頼を得ます。
- 転職回数の多さを理由に転職活動自体を諦めかけている方:転職が怖いと感じる方には転職が怖いのは当たり前!動けない原因7つと不安を克服する具体的対処法【2026年最新】の記事も参考になります。
- 退職後の転職活動中でブランクが長引きそうな方:ブランク期間の過ごし方(資格取得・スキルアップ等)を具体的に説明できるよう準備しましょう。詳しくは退職後の転職活動は不利?成功する人の共通点とやるべき全手順を徹底解説【2026年最新】をご参照ください。
転職回数が多い人が転職エージェントを利用するメリット
転職回数が多い方こそ、転職エージェントの活用が特に効果的です。自力での応募では転職回数が一目で分かる書類が先行してしまいますが、エージェントを使うことで多角的なサポートを受けられます。
書類選考通過率の向上:キャリアアドバイザーがあなたの経歴を客観的に分析し、企業ごとに最適な職務経歴書の書き方をアドバイスしてくれます。どの経験を強調し、どのように一貫性を持たせるかの判断は、プロの視点が欠かせません。自分では気づかなかったアピールポイントが見つかることも少なくありません。
推薦状による先入観の払拭:転職エージェントは応募書類と一緒に企業へ「推薦状」を送ることがあります。転職回数が多い背景やキャリアの一貫性を補足説明してもらえるため、書類だけでは伝わりにくい人柄やポテンシャルを企業に届けることができます。grovance.jpの分析でも「優秀なエージェントは企業への推薦時に転職回数の背景を丁寧に説明してくれる」と指摘されています。
転職回数を前向きに評価する企業への優先紹介:エージェントはスキル・実績重視の企業(ベンチャー・外資系・ジョブ型雇用導入企業など)の内部情報を持っており、あなたの転職回数がハンデにならない求人を優先的に紹介してもらえます。複数のエージェントに登録することでさらに多くの選択肢を得られます(詳しくは転職エージェントは複数登録すべき?何社がベスト?メリット・デメリットと賢い使い分け術を徹底解説)。
現役の企業人事スタッフによる面接対策:「ユメキャリAgent(転職)」のようなサービスでは、現役の大手企業面接官が直接キャリアアドバイザーを務めており、実際の採用側の視点から転職回数に関する質問への答え方を含めた面接対策が受けられます。年収交渉・入社日調整なども代行してもらえるため、転職活動を効率よく進められます。
転職エージェントの賢い使い分けについては転職エージェント併用は問題なし!成功者の平均利用社数・使い分け戦略を徹底解説も参考にしてください。
よくある質問
まとめ:転職回数が多い=不利とは限らない。準備と伝え方がすべてを変える
この記事では、転職回数が多いと不利になるのかという疑問に対し、最新の調査データと採用担当者の本音をもとに年代別対策を解説しました。重要なポイントを改めて整理します。
マイナビの2025年調査では採用担当者の77.6%が転職回数を確認しますが、その目的は「理由と一貫性の確認」であり、回数だけで機械的に落とす企業はごく少数です。dodaのデータでは30代・40代の採用担当者は「転職回数は選考に影響しない」が最多回答。リクナビNEXTの調査では転職回数4回以上の応募者を採用したことがある企業は実に63%に上ります。2025年の正社員転職率は過去最高の7.6%に達しており、転職はもはや当然のキャリア選択となっています。
転職回数が多い方が注力すべきは、①キャリアのストーリー構築、②各社での定量的な成果の提示、③転職理由のポジティブな言語化(他責にしない)、④キャリア形式の職務経歴書の活用、⑤転職エージェントを通じた書類強化と企業マッチングの5点です。ひとりでの対策が不安な方は、現役の企業人事スタッフによるサポートが受けられる転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談して客観的な視点からのアドバイスを得ることを強くおすすめします。あなたの経験を最大限に活かせる職場は必ず見つかります。
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