トップドッグとアンダードッグ|本当に自分の求めるキャリア・転職のために。

2017年3月23日

こんにちは。アビリティスタッフの高山彩香です。

本日もキャリア・転職に関わるトピックをお届けします。

 

今回ご紹介するのは、トップ・ドッグとアンダードッグ。

心理学の中のゲシュタルト療法と呼ばれる手法のひとつですが、あなたがキャリアの中で本当に求めていることと現実のギャップで悩んでいる場合に役に立つ手法です。

 

トップドッグとアンダードッグ|本当に自分の求めるキャリア・転職のために。

 

トップドッグとアンダードッグ

 

トップドックは「勝ち犬」。アンダードックは「負け犬」。

人間は、心の中に自信を持っていて得意で攻撃的でポジティブな自分・・「トップドッグ」と、自信が無く、弱気で苦手でネガティブな「アンダードック」の両面を持っています。

簡単に言えばプラス思考、マイナス思考のようなものと言えますが、これらが交差しバランスを取ることで安定的人格を形成しています。ただし、あまりにその葛藤が潜在化しすぎたり、大きくなりすぎたりすると、不安や混乱といった副作用が出てきます。

ゲシュタルト療法では、このトップ・ドックとアンダードックを二つの自分に分けて、お互いに議論させることで本当の自分の欲求「オーセンティック・セルフ」を導くことに有効な手法としています。この自分の中の二つの人格を敢えて対立させて議論させる方法を「対立分身対話法」と呼びます。

 

転職という特殊な環境においては、様々な自分の感情が出てきます。

転職に自信のある自分、今の仕事を辞める自信のない自分、得意な仕事、苦手な仕事、このポストは私には荷が重過ぎる、この報酬は私には似つかわしくないなど・・。

そういったことを、トップドッグ・アンダードッグに見立てて、自分の中で議論させてみましょう。

きっと新しい自分自身の気持ちが見えてくるはずです。

 

 

・ゲシュタルト療法

精神科医フリッツ・パールズによって創始された心理療法。セラピストは分析、解釈、診断、言語化をできるだけ避けて、クライエントに「今、ここ」での感情、身体言語、避けていることなどに気付かせる。そのために様々な技法を用いる。治療現場はいわば自分への気づきを深める実験場である。セラピストはその瞬間にふさわしい実験手順を提供して、クライエントが「身体と身体が一致した成熟した人間」になるのを援助する。

 

・対立分身対話法

ゲシュタルト療法の技法の一つ。人間の心の中には、しばしば対立する二つの考え(分身)があるものである。その二つを取り出して、それぞれの分身に本人がなり切って、言いたいことを言い尽くしてゆく技法。

二つの分身をそれぞれ、トップドッグ、アンダードッグという。その際、言いたい勘定を特に強調していく。すると、その両分身の真に願う所を達成するひとつの心境または考えに至る。

例えば、今の勤め先を辞めたい。しかし、それは不安であるとして留める心がある。これに気づいて、「辞めたいクン」「不安クン」と名づけて対話をする。途中で、「今の職場は我慢ならない」などの感情が出たら、そこを強く強調をして、対話を続ける。

やがて妥協ではない、統合的な考えまたは心境になる。ゲシュタルト療法の重要な基本技術のひとつ。

 

・トップドッグ

ゲシュタルト療法の用語。アンダードッグの対照語。勝ち犬、優者の意。自分の心の中でふたりの自分を対話させる「対立分身対話法」に必要な自分の分身。優者ゆえ、弱気にならない言いたいことを充分に言う。アンダー・ドッグに対立するのが主任務。

 

・アンダードッグ

ゲシュタルト療法の用語。トップドッグの対照語。対立分身対話法の一方の分身であるアンダードッグは、負け犬側の分身。ぐうたらで言い訳、言い逃れを言うなどはこれに属する。オーセンティック・セルフを表出するための心の中の大事な通路になりうるものである。

この分身の言いたい気分を思いのままに表現する、執着心なく言う、自分でもみっともない、情けない、汚い自分を出すほうが、かえってその後に澄んだ豊かなものの湧き出るのを促進する。

 

出典:カウンセリング辞典(國分康孝編)

 

文:アビリティスタッフ 高山彩香

 

 

おひとりおひとり、個性に合わせて転職サポートをするアビリティスタッフにぜひお越し下さい。

 

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