転職におけるトランジションと4Sツール:ナンシー・シュロスバーグ【前編】|アビリティのキャリア心理学

2017年7月7日

こんにちは、アビリティスタッフの高山です。

本日は転職時におけるキャリア心理学的なアプローチについてご紹介させていただきます。

本日はアメリカ・メリーランド大学のカウンセリング心理学名誉教授・ナンシー・シュロスバーグの代表的な理論であるトランジションと4Sツールについてのご紹介です。

すこし長いですので、前編と後編に分けさせていただきますね。

 

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◆転職におけるトランジションと4Sツール:ナンシー・シュロスバーグ【前編】|アビリティのキャリア心理学

①トランジション

トランジションとは転機という意味。

キャリア・カウンセリングではトランジションという言葉は主に以下の2つの意味で用いられます。

まずひとつは、「モラトリアムからの脱出期」「中年の危機」などといった、誰もが経験するであろう、年齢や世代における転機。時間的な転機と言っても良いでしょうか。

もうひとつは、結婚・離婚・引越し・出産・失業・親の介護・家族や親しい人が亡くなるなど、個人において出会うタイミングは異なりますが、非常に大きな人生の転機となるタイミングのことです。

シュロスバーグはとくに、この後者の転機を捉えて、いつ遭遇するかわからないが、個人の人生観・人間関係・日常生活を大きく変えてしまうこの「トランジション」に非常に大きな焦点をあて、注目をしました。

転機は新しい人生の出発ともなりえますが、大きな危機でもあります。

シュロスバーグはその転機を「見定め」、「点検し」、「受け止める」プロセスを乗り越えることで、対処することができ、危機を乗り越えられると考えました。

・転機の識別

シュロスバーグは転機を3つのタイプに分けて考えました。

その転機は「予測していた転機なのか」「予測していなかった転機なのか」「期待していたものが起こらなかった転機なのか」。

これらのどのタイプのい当てはまるか理解した上で本人にとってどの程度の重大さを持つのか、人間関係や日常生活にどれほどの影響を与えていくのかをしっかり識別してゆきます。

そして、具体的に転機に対処するためのツールとして、4S(ツール)を提唱しました。

②4S(ツール)

転機における4つのSを分析し、それに対処できる資源を解明していくことが、このツールの目的です。

その4つのSとは、以下の通りです。

1.Situation (状況) 

2.  Self (自分自身)

3.Support (周囲の援助)

4.Strategies (戦略)

 

次回は、この4Sのそれぞれの具体的な解説と、トランジションへの活用を引き続きご紹介します。

転職におけるトランジションと4Sツール:ナンシー・シュロスバーグ【後編】|アビリティのキャリア心理学

 

編:アビリティスタッフ株式会社
転職・採用支援・ヘッドハンティングコンサルタント 高山彩香

 

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